不良品

変な家に産まれた。

小学生の時は母親がアル中だし、父親はそれを見ないふりをするし。

母親が入院したら父方のおばあちゃんが来て、母親はそのおばあちゃんを憎んでるから懐けば懐くだけ当たられる。

母親はそのことをまったく覚えてない。

 

中学生になったら一家が宗教にハマった。親は家からいなくなって、知らない人と住んだり、一人だったりした。親にも敬語を使って、毎日宗教の人にメールを打って。電車の中でそのメールを打って音楽聞いてたら怖い先生に見つかって。でも親が家にいないことを隠したくてシラを切ったりした。

 

大学生になって、頑張って一人暮らしをした。バイトをした。何個もしたけど、要領が悪くてよく怒られた。それも最近では全然怒られないくらいになってきてたんだけど。

 

自分は普通じゃないんだって気付いて、そのまま就活してたらなんか壊れた。実感としてはそんな感じ。

 

つまり不良品なのだ。

ちょっと形が不格好だったり、傷がついてる商品なのだ。

でも普通に他の商品と一緒に並べられる。当たり前だけど売れ残る。

うちの親はすごく甘くて、当たり前のことは教えてくれなかった。だから学校に行っても浮いてたし。

 

それで、売れ残ると割引シールが貼られる。ロクな人間の手に渡らない。それは耐えられないから自分でゴミ箱に向かった。

でも、人間の廃棄場は存在しないから、仕方なく生きてる。今はそんな感じだ。

 

多分、私はただ誰かに愛されたいんだと思う。

でも、愛されたことがない。母親は愛してるというけど、気に入らなければ八つ当たりして、泣かせたら抱きしめて謝るのは多分愛じゃない。素直に言えって言われて、素直に言って、うまくいったことなんてない。どんどん思ってることなんて言えなくなって、あんなの多分愛じゃないのだ。

 

ピアノの森のED、すっごいいい曲なんだけど「帰る場所があるということ」ってタイトルで、それを言うなら私にはないのだ。

 

愛されたことがない人間が他人を愛せるかと言ったら、無理なんだと思う。他人を愛せない人間が愛されるかと言ったら、やっぱり無理なんだと思う。

 

最初から全部無理だったんだなぁ。って思ったら、2日くらい無気力で何にもしたくなかったのが治ってきた。なんでだろう。諦めたからかな。

 

ずっと、自分は別に特別じゃないって思ってきてたし、今も思ってる。でも、多分ホントはやっぱいい意味でも悪い意味でも特別だし、それがどうしても認められない。

 

今も、こんなの大したことないって思ってないとだめになってしまいそうだ。

 

でも、うちの父親は私にこんな仕打ちをしておいて、平気な顔で「自分が生まれる家を選んで産まれてきた」とか言うし、何一つ悪いことはしてないと思っている。母親は口ではいつも謝るけど、結局何も覚えてない。というか、そもそも病気のせいなのだけど。

 

世の中には、現在進行系で同居してる親とうまくいってない人もいるし、親の借金を返したって話もよく聞くし、私なんか全然ましなんだと思うけど。

 

でもあったかい家庭で育って、それが普通だと思ってる人もいるし、そういう人のちょっとした一言ってすごい傷つく。

 

多分わかってほしいんだけど、多分そういう幸せな人は人の不幸なんて興味ないし。そのまま何も知らないでいてほしい気もするし。

 

でも、そうやって無視されてる私ってなんなんだろう。って思うとすごく死にたくなる。

 

本当は世の中、子供が産まれた瞬間に全員施設みたいなところに入れて、ロボットに育てられればいいと思う。そしたら不公平じゃなくなるし。中学生くらいからそんなことばっか考えてた。

 

うちみたいな、子供に興味のない家庭が普通になればいいんだ。親が愛情を注いでくれてるなんて言ったら最後、生きていけないくらい希少種になればいいのだ。

 

恨んでるんだと思う。世の中を。

 

なんで私は「みんなと一緒」じゃないんだろう。

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